雫としずくモノクローム
『しずくモノクローム』2周年、そして『TOKIMEKIRunners』4周年!おめでとうございます!!!!!!!!
いやーめでたい!どうも、しーがまるです!
今回は私の推しである桜坂しずくちゃんの主役回。『しずくモノクローム』の放送から2周年ということで、2期などを経て自分なりにわかったことについて書いていきたいと思っております!
さらに本日は、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会デビューアルバムの『TOKIMEKIRunners』の発売から4周年の日だそうです!
めでたいにも程があります!TOKIMEKIRunnersについてはこちらのブログでは触れませんが本当、感慨深くなりますね。
やっぱり虹ヶ咲といえばトキラン!みたいな考え方が私の中にあるくらい、特別な曲ですかね。
皆様もきっと、色々な感情が溢れてくる。そんな曲だと思います!
と、少しこの場を借りてお祝いの言葉とさせていただきました!
〜本文に行く前に注意書き〜
これから先の内容は主の希望的観測が多々見られます。不快に思ったり「いや、それは違うだろ」と思われる方も出てくると思いますので、それでも良いよ!って方のみ前にお進みくださいませ!
というのも『桜坂しずく』という人間は本当に難しい人間だと思うんです。
彼女は肩書きにもある通り『演技派』なんです…
どれが本当の桜坂しずくで、どれが演じている桜坂しずくなのか。
ですので今回は僕なりの『本当の桜坂しずく』について書こうと思います。
読んでくださった方の『桜坂しずく』という人間の解釈について少しでも貢献できたのなら嬉しいです!
では本文に入りましょう!!
〜桜坂しずくという人間〜
『しずくモノクローム』を考える上で一番最初に考えたことは何も演じていない本当の桜坂しずくはいつ見れるのだろうかということでした。
1期8話を一度でも見てくださってる方々は既に知っていることだと思いますが、しずくちゃんは周りに嫌われることを恐れ、常日頃から良い子を演じていました。
ただそんなしずくちゃんではなく、何も演じていないしずくちゃんが見れるのはいつだろう、そう考えたのです。
なんだろうな〜と思いながらアニメ26話を全て見返していた時、私はある法則に気づきました。
こちらの2枚は『しずくモノクローム』でのワンシーンです。
あくまで自論なのですが、アニメ26話を振り返ってみて本当の桜坂しずくが見れるのはしずくちゃんから雫(汗や涙)が流れているシーンなのではないのかなーとそう思うようになりました。
そしてこれは『しずくモノクローム』以外のところでも使われている表現で、分かりやすい例が2期6話『大好きの選択を』です
栞子ちゃんにせつ菜ちゃんが菜々ちゃんであるということがバレてしまうシーンなのですがこの時(↑)はしずくちゃんは冷や汗を流しています。
しかし、このふにゃふにゃしずくちゃんを見てみてください。その汗は歩夢ちゃんほど描かれていないんです。
このシーンで考えると、素の状態の時は驚き、冷や汗が流れた。しかし優木せつ菜を演じている時は素の状態ではないため汗がそれほど流れなかった。
ただあまりにも急すぎて役に入りきれず、少量の汗は流れてしまっているかもしれませんが…笑
そしてこの理論を元に見て欲しいのが『SolitudeRain』のMV中に降っている『雨』についてです。
ずっと不思議だったんですよね。いくら舞台名が『荒野の雨』だからといって雨が降り続けているのはいくらなんでも変ではないかと。
そしてその雨を最終的には自らの手で止ませている。
先程のしずく理論を当てはめて考えた時、この雨はしずくちゃんの雫(つまり本当の桜坂しずく)を隠すため、舞台演出として降らせた雨なのではないのかなーと思うようになりました。
なぜなら、あのSolitudeRainは『荒野の雨』の主役を演じているスクールアイドルの桜坂しずくが歌った曲であり、スクールアイドルの桜坂しずく(本当のしずく)が歌ったわけではないんです。
何言ってんだとお前はと、そう思うあなたに一枚の写真を見せましょう。
こちらは2期13話『響け!ときめき――。』にて『オードリー』を披露しているしずくちゃんです。
このしずくちゃんは汗をかいていますよね?つまりはこの状態のしずくちゃんがスクールアイドル桜坂しずくなんです。
かと言って何かを演じているスクールアイドル桜坂しずくも桜坂しずくなんです。ようはそれらも全て内包し、受け入れたのが新しい桜坂しずくになるんだと思います。
だからMVの最後には雨が止んでますよね?
そして歌詞の最後にも
じきに雨が上がる
“Hello, This is me”
この通り新しい自分を宣言しているんです
新聞部員「すばらしかったです!」
新聞部員「まさにスクールアイドルの桜坂しずくさんにしかできない舞台でしたねえ!」
しずく「ありがとうございます!」
新聞部員「役者、そしてスクールアイドルとして何かメッセージはありますか?」
しずく「本当の私を…見て下さい!」
〜1期8話 しずくモノクローム〜
そしてその根拠として考えれるのがこのやり取りです。
ここでの本当の私というのは演技をしてきた桜坂しずくと自分をさらけ出せるようになった桜坂しずく。
前田佳織里さん風にいうと『ネオしずく』というやつで、過去の自分を捨てたのではなく内包した自分。
つまり新たに生まれた私を見てほしいというしずくちゃんの本心だったのではないかと。
劇伴のタイトルも『Look at me.』ですしね。
ここで『しずくモノクローム』は終わりますがこれからがネオしずくちゃんの始まりなんです。
だから私個人としてはSolitudeRainは歩夢ちゃんのソロ曲Dream with Youと近しいものを感じているんです。
そしてその後、同好会や演劇部での日々を過ごし、成長を重ねます。
その成長というのは2期5話『開幕! ドリームランド↑↑(*'▽')』にてはっきりと描かれておりますが、ここでは長くなるのでやめておきます笑笑
〜中須かすみはなぜ、桜坂しずくを救えたのか?〜
以前私はTwitterのアンケートで「桜坂しずくを救えるのかすみちゃんだけだと思いますか?」というアンケートを取りました。
皆様ご協力ありがとうございました🙇♂️
その結果約8割の人間が桜坂しずくを救えたのは中須かすみだけだという回答でした。
アニメ2期放送前までは
「別にかすみちゃんだけじゃなくても救えただろうな〜!…璃奈ちゃんと境遇とか似てるし多分一年生なら救えたんだろうな〜」
そう思っていました。
しかし2期を終え、そして、色々な方の話を聞いたり文章を見て
「あの状態のしずくちゃんを救えたのは中須かすみちゃんだけだったんだな」
そう思うようになりました。
その理由を今から説明していきたいと思います。
↑このシーンでしずくちゃんは涙を流しています。先程の雫理論で言うところの素の桜坂しずくの状態です。
その後、涙を拭いかすみちゃんと会話をしますが頬を挟まれ、自分の目が腫れていることから泣いていたことがばれ、自分がなぜ演じるようになったのかを吐露します。
しかし、ここで私は疑問が生じました。
「なぜここまで自分を曝け出すことを嫌ってたのにいきなり自分の過去を語り始めたのか?」
↑このシーンでかすみちゃんはしずくちゃんが涙を流していることを確認します。
その後かすみちゃんから
「そんな顔で必死に隠そうとしないでよ。私としず子の仲でしょ!?」
〜1期8話 しずくモノクローム〜
と言われます。
ここで重要なのは仲という二人の関係を表す言葉と私という一人称を使っているということです。
『桜坂しずくは嫌われるのが…おかしな子と思われるのが怖くなり、良い子を演じるようになった。
そんな時に同じ部活、同じ学年の女の子と仲良くなった。その子は常に自分を頼ってくれる存在であり、所属していた部が廃部になったその時も時間こそ短けれど密度の濃い時間を過ごしてきた友達だった。
そんな子が自分の一人称を忘れるくらい本気で私を心配してくれている。もう隠し事はしたくない。これ以上心配をかけて嫌われたくない…』
そう思い、本心を吐露するに至ったんだと思います。
ただこの時のしずくちゃんは
・自分を曝け出しても嫌われる
・自分を隠しても嫌われる
という地獄の選択をしているんです。
しかし、前者を選択できたのは相手が他の誰でもない中須かすみちゃんだから出来たことで
というのも1期6話『笑顔のカタチ(〃>▽<〃)』にてかすみちゃんは璃奈ちゃんに向かって
ダメなところも武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ?
〜1期6話 笑顔のカタチ(〃>▽<〃)〜
と言っています。
ダメなところを受け入れるという思考を持っているかすみさんだから、自分のダメなところも受け入れてくれるのではないかと…少しの勇気を持ってこちらの選択を取ったんだと。
ま、結果的には「何甘っちょろいこと言ってんだ」と言われてしまいますが…笑
そしてこれはこじつけ中のこじつけなのですが
先程のしずくちゃんの頬に両手を当て泣いていることを確認したシーンなのですが
そのシーンにてかすみちゃんが両手を頬に当てたのは偽りの仮面を強制的に外させたという心理的な描写なのではないかなーなんて考えてたり…笑
なんにせよかすみちゃんは無自覚にやった事だと思いますが…笑
この2人の対話なシーンは何度見ても感動するんですが常に自分であり続けようとする中須かすみvs常に自分を隠し続けようとしていた桜坂しずくって構図が本当良いと思うんですよね。
かすみちゃんがしずくちゃんと真逆の考え方だったから。というのも私がかすみちゃんにしか救えなかった思う理由の一つですね。
さてさて、話が逸れてしまいましたが、この後本当のしずくちゃんを見たかすみちゃんはどんな行動を取ったのか?
はい、皆さんお察しの通り、例の名場面です。
「もしかしたら、しず子のこと好きじゃないって言う人もいるかもしれないけど!
私は、桜坂しずくのこと 大好きだから!」
〜1期8話 しずくモノクローム〜
このラブライブ史上にも残る屈指の名シーン
これはあくまで妄想ですが、しずくちゃんはこの時、初めて演者でもスクールアイドルでもない等身大の桜坂しずくとして初めて『大好き』と言われたんじゃないのかなーって
賞賛や拍手などはあれど、それは何かを演じている桜坂しずくに対してであり、等身大の桜坂しずくとしては言われたことはなかった。
スクールアイドルでもなく、演者でもない私をこんな近くで大好きだと言ってくれる人がいる。
そこでようやく、自分が考えすぎていたんだということに気づいた。
だから最後に笑ったんだと思います。
ちなみにここでも涙を流してます
そして先程のシーンのセリフで注目したいのは「かすみん」ではなく「私」と言ったという事と「桜坂しずく」と言ったことです。
先程も書きましたが自分のキャラクターを忘れるくらい本気で全力でしずくちゃんに向き合った。
そんなに本気になれるのはかすみちゃんもしずくちゃんのことを心から大切に思っている証拠なんじゃないかなって。
だから、しず子ではなく無自覚に桜坂しずくと言ったんだと私は思っています。
そして、『荒野の雨』開演前のシーンでは『朝陽』という劇伴が使われています。
これは『心の靄が晴れ、長かった夜が明けた』という意味で、しずくちゃんの長年の苦悩が吹っ切れたから、この劇伴を使ったんだなと。
それらを踏まえた上での私の結論が
結論『桜坂しずくと正反対な人間でかつ唯一無二の友達だから助けることができた!!』
になるわけです。
以上!!このような理由から私は桜坂しずくちゃんを救えたのは中須かすみちゃんだけじゃないのかなと考えております!
(分かりにくい文章で本当すいません!本当はもっともっと書きたいことあるんですけどこれ以上は脱線確定なのでこの辺で…笑)
さてここからは余談ですが、かすみちゃんに大好きを叫ばれ新たな一歩を踏み出したネオしずくちゃん
そんなしずくちゃんは2期5話にてユニットの提案をします。これも今までのしずくちゃんでは考えられない、日々の成長によって生まれた感情だと。
『ではなぜしずくちゃんはせつ菜ちゃんと歩夢ちゃんにユニットを組んでほしいと思ったのか?』
・・・単に余っていたメンバーだったから?
・・・さぁ、本当にそうですかね?(ニヤニヤ
〜あとがき〜
ここからはあとがきになります。
ここまで読んでくださった皆様、本当に感謝です。全部が全部僕の妄想によって構成された「しずくモノクローム」でした。
文章を書いているときに何度も見直したのですがやっぱり泣いちゃいますね。自分にとって特別な回というのは
一応こちらのブログに特別な理由を記載してますので興味のある方はぜひ!
https://mj0505eri1021.hatenadiary.jp/entry/2022/05/15/190454
色々と書いてきたんですけど、桜坂しずくちゃんについてはまだまだ知りたいことや書きたいことが沢山あるということ。
これから暇を見つけてちょこちょこ書いていきたいなと思ってます!
最後に意味深な終わり方をしたのもいつかはちゃんと文章にして皆様の元にお伝えできればなと思ってます。
いやー…2年たった今、ようやっと『しずくモノクローム』というタイトルと内容に自分なりの答えが出せました。
え?・・・今更かよと思ったそこのあなた。
あなたも今一度桜坂しずくという女性について、見つめ直してみてはいかがでしょうか?
「あなたがいつも見ている桜坂しずくが本当の桜坂しずくだと断言できますか・・・?」
あなたの前で笑っているしずくちゃんはもしかしたら、何かを演じている桜坂しずくかもしれませんよ・・・?
はい!以上、しーがまるでした!!
〜また、いつかのブログで〜